落伍者の話
最初に断わっておきますがあまり品のいい記事ではありません。
僕はここ最近の個人主義を煽る風潮が嫌いです。
最近はよくブログで稼げだの一緒にビジネスを学ぼうだの副業をしろだの、そういう話をよく目にするようになりました。
要は個人の力で稼げるようになれってことですね。
個人で稼げることそれ自体はとても良いことだと思います。
僕も投資とかは興味がありますしね。本業が忙しくてあまり時間は取れてませんが。
じゃあ何が嫌いなのかと言うところですが、それを主張する人達が胡散臭くて気持ち悪いという点です。
特に目に付いて気持ち悪いのはイ〇ハヤ、は〇ちゅう、プ〇奢辺りですかね。
彼らはまるで成功者のように振舞ってますが所詮は落伍者です。
上から順に教祖、ネズミ講、乞食ですからね。
セルフブランディングと言えば聞こえはいいですが上手く人を騙してるだけです。
彼らは「自分も1度レールを外れた。だけどレールを外れたおかげでこんな素晴らしい生き方が出来ている。君にも教えてあげるから下らないレールから外れなさい。」と吹聴して回っています。
個人的にはアホくせーと一蹴して終わるレベルの案件だと思うのですが結構な人が引っかかってしまうみたいですね。
主な目的は2つです。
1つ目はシンプルに金稼ぎ。
たいていの人はそうだと思いますが働くのって大変ですからね、誰だって辛い現状を変えられるかもしれないと思ったら縋ってしまいたくなるものです。最初はちょっと軽い気持ちで話を聞くうちに上手く丸め込まれてレールを外れてしまう。日本では1度レールを外れたらなかなか復帰が難しいからもう相手を信じるしかなくなり完全に入信してしまう。これまでも金を使ってるしなんとかこれで取り返さなければともっと金を使う。みたいなサイクルですかね、多分。
どこぞの新興宗教と同じ手口です。
2つ目は彼らの承認欲求を満たすため。
彼らは成功者の振りをしていても本質は落伍者です。社会で認められなかった自分を信者に承認してもらうことでなんとか自分を保っています。
とまあこんな具合に信者達は彼らの財布と承認欲求を満たす餌になってるわけです。
本当にしょうもない…
よりタチが悪いのは彼らは「ビジネス」という今どきな感じを演出してるところですね。
「貴方は教祖様に真理を説かれた優秀で特別な人だ!」
「貴方にはマーケティングセンスがある!ビジネスを理解できる優秀で特別な人だ!」
言ってる内容大して変わらないんですけどね。
こんなわけで嫌いなんですね、彼らのこと。
あともう1つ、彼らは社会の癌なんですよ。
いきなり話が大きくなりましたが、これは彼らのターゲットが誰かという所が重要になります。
彼らのターゲットが「自分達と同じく同じくレールから外れた人」であれば大した害はありません。
ただ彼らのターゲットは「レールから外れてない人or外れそうになってる人」なんですよね。
理由は至って単純でそっちの方が金を持ってるからです。
彼らは「これから普通に社会で活躍できうる人」を引きずり下ろして食い物にしてしまっているわけです。
ブラック企業が世間から糾弾されるのと同じ理由です。
とりわけ最近の若者は横文字が大好きな意識だけ高い人多いですしね。格好の餌食だとは思います。若者がどんどんクソインフルエンサーに食われて再起不能になっていったら社会全体の損失ですよね、という話です。
若いうちからスーパーマンみたいに結果をバンバン出せる人なんて極小数なんですけどね。
ゆっくり成長していけばいいのに結果を急がされて失敗させられるわけです。
2回目ですがそんなわけで僕は彼らが非常に嫌いです。
彼らに騙される人が少しでも減ればいいなあと願いながら書きました。
そんなに生き急がなくて大丈夫です。多分。
仕事好きですか?
僕は大嫌いです。
今回は僕がただ仕事が嫌だという話を書くだけなので多分いつにもましてつまらないと思います。
さて、改めて皆さんは仕事好きですか?
大切なことなので2回言いますが僕は大嫌いです。
社会人になって1年半、正直一度も楽しいと思ったことも嬉しいと思ったこともありません。
みなさんはどうでしょうか。
「自分の成長を感じると楽しい」とか「デカイ案件決めたら嬉しい」とかよく聞きますけどそんなに嬉しいですかねそれ。
必要なんでやりますけど、僕が仕事を頑張るのはあくまでお金が欲しいからなんですよね。
僕の仕事に対して求めてるものは、将来安定した家庭を維持したり彼女と不自由なく遊ぶのに十分な金銭とある程度の世間体くらいです。
工場で刺身にタンポポ刺して年収2000万もらえる仕事があって会社都合で解雇されないなら全然転職しますね。
仕事を通した成長とかお客様のありがとうとか個人的には露ほども興味ないんですよ。
まあ確かに成長の実感とかデカイ案件ぶち込んだとかあるとホッとしますけどね。嬉しいというよりはノルマクリアへの安堵です。
こういう極端な考えは多分一般的ではないと思いますし年長者受けは非常に悪いんでしょうけど僕の中ではこれが全てです。労働は苦痛でしかありません。
早くAIが発展して働かなくても人が生きれるようになって欲しいと心から思います。
書くのが面倒になってきたのでここで終わります。くだらない愚痴を見てくれてありがとう。
東京の話
東京は消費の街だと思う。あまりいいところではない。
確かに美味しい飯屋は沢山ある、有名なパンケーキ、オシャレな街、レジャー施設、華やかなイベント。雑な並べ方をしたけどそういう類のものは本当に腐る程ある。
それらは確かに魅力的なんだけど、それ以上に恐ろしいほど消費が激しい。つまり東京の魅力を享受するためには凄まじい消費が対価になる。
もう少し具体的に言うならまずはやっぱり金銭面。何もかもが高い。
憧れのオシャレな街で気持ち良く飲むなんてことを繰り返すまでもなく、いつの間にかあなたのなけなしのお金は剥ぎ取られる。
次に体力。
消費を維持するためには生産しなきゃいけない。平たく言うと稼がなきゃいけない。
魅力的な消費に見合うだけの稼ぎを得るためにあなたは時間を惜しんでくたくたになるまで働く必要がある。
最後に気力。
いい稼ぎを得るためには常に競争の中で生き残らなきゃいけない。勝ち負けはあるだろうけど競争の中に身を置くって言うのは強いストレスになる。
自信満々で上京したあなたは同じく自信満々の地方出身者と幼い頃から競争の世界にいた東京人と対峙する。
どこか突出した力とか後ろ盾があるなら喜び勇んで消費の街に来ればいい。多分なんとかなる。
ただ、大抵の人はそんな強くないからボロボロになりながらただ東京にいることだけを維持するか、敗走を余儀なくされる。
そんな風に自分が消費されて何も残らないくらいなら、地元で地に足をつけた方が幸せなんじゃないかなと強く思う。
そうやってダメになってしまった人をたくさん見てきた。
誰かに届けばいいなと思いながら何となく書き散らしたけど、随分と失礼な話になってしまった。
先輩の話
先に言っとくけどオチはない。
大学2年の頃物凄く好きな先輩がいた。
2つ上の綺麗で頭も良い先輩で、先輩と付き合いたくて色んなことをした。
先輩の同期を誘って複数で遊びを企画したり、猫好きの先輩に合わせて本当はあんまり興味のない猫カフェを調べまくったり自分でもわかる過去問を先輩に教えて貰ったり。
数え切れないほどいろんな手を打ってようやくデートする機会ができた。
ただまあなんともあっけないもので一瞬でデートは終わった。正確には終わったというよりも始まりすらしなかった。集合して2人でスタバに寄って赤レンガ倉庫に歩き始めた時に何気ない顔で「これ別にデートじゃないよ」と言われてデートが終了した。
「自意識過剰ですね。」なんて言ってそのまま歩き続けた。その日はすごく楽しかったし先輩も楽しんでくれたんじゃないかなと思う。告白なんてもちろん出来ず、用意してたプレゼントを就職祝いだと言って渡した。
先輩と別れたあと1人で泣いた。高嶺の花子さんがBGMだった。
1年くらい引きずって、その後は反動だったのかひどく遊び回るようになった。1年単位くらいでコロコロ別人みたいな生活に変わってたのは今思い返すと少し面白い。
遊び回ってた時期も色々な人と会って楽しく過ごしてたけど彼女らはいつの間にかどこかへと消えた。連絡先は多分探せば出てくるだろうけどきっと既読は付かないし特に探す気もない。何を話してたかも何を話せばいいのかもよくわからない。
1年くらい前、先輩が結婚したと風の噂で聞いた。旦那さんは先輩が入社した総合商社の上司で、すごく優秀な格好の良い人らしい。特に思うところもなくて何となく先輩の顔を思い出した。きっとあとしばらくで消えた彼女らと同じく消えていくんだろう。
そんな話をふと思い出して、あんまり消えてねえなあとぼんやり思った。